アジャイルエンジニア研修の特徴

アジャイル開発は従来とプロセスが異なるだけではなく設計と実装の技術にも違いがあります。例えば、短い開発サイクルで機能改修を繰り返しながら完成度を高めるアプローチを実現するため、機能改修に強くする技術としてオブジェクト指向設計、リファクタリングなどが求められます。
しかしアジャイル開発の研修の多くは概念とプロセスの学習を重視しており、設計・実装まで学べる研修は多くありません。

そこで私たちはプロセスとマインドの学習に価値を置きながらも、アジャイル開発に必要な設計・実装の技術の学習をより重視した研修を開発することに致しました。

働き方が多様化する中で、従来の集合研修やそのオンライン版は受講のしにくさを感じるようになりました。特に委託での開発を行なっているエンジニアにとっては委託元との関係もあり、研修のために業務を離れにくい現状があります。

また、アジャイル開発の習得には時間を要すると言われています。すなわち、一度の研修で十分な学習効果を得ることは難しいということです。

そこで、私たちは定額のオンデマンド型の研修を採用しました。研修ライセンスの期間内で自分のスケジュールに合わせた学習ができ、理解ができるまで追加費用無しで何度でも研修を受講できます。

アジャイル開発研修の中には一回の受講料が10万円を超えるものが多く、受講料を支出する企業や個人にとって大きな負担となります。前述の通りアジャイル開発の習得には時間を要すると言われていますが、習得できるまで何度も研修を受講することは現実的ではありません。

高額な受講料の問題も私たちがオンデマンド型の研修を採用した理由です。これにより、従来は10万円を超える価格で提供していた研修を、内容はそのままに低価格で提供する事が出来ました。また、追加費用無しで何度も受講頂けるようになりました。

研修ラインナップ

アジャイル開発に関わる全ての方へ

アジャイル開発入門

これからアジャイル開発に取り組む全ての方に受けて頂きたい研修です。一度アジャイル開発を経験した方にも知識の振り返りとして有効です。
アジャイル開発のプロセスとして主流の「スクラム」と「XP(エクストリームプログラミング) 」について学びます。受講者はアジャイル開発の現場で共通の価値観と用語を理解し、アジャイル開発のプロセスに従って開発を進められるようになります。

設計・実装を担うエンジニアの方へ

デザインパターン入門

アジャイル開発は機能改修を繰り返しながら完成度を高める開発アプローチのため、仕様変更や機能追加に強いソフトウェアの設計が重要です。また、チームで開発する際はソースコードの可読性を高めるために、他のチームメンバーが理解しているソースコードの実装パターンを理解しておく事が重要です。これらの実現がデザインパターンの目的です。
本研修では仕様変更や機能追加に強いソフトウェア設計を世界標準であるGoF(Gang of Four)のデザインパターンを基に学びます。23のパターンの中から、特に開発現場でよく使われるものを取り上げ、実装コードを交えながら解説していきます。

テスト駆動開発入門

TDD(テスト駆動開発)はソフトウェアの品質を高めるプラクティスとして世界中で実践されており、アジャイル開発の中でもキープラクティスの一つです。
本研修では、XP(エクストリームプログラミング)の第一人者でアジャイルソフトウェア開発宣言にも関わったKent Beck氏が作成したテキストを用いて、実践形式で学習します

リファクタリング入門

プログラムの複雑化は品質・生産性の低下に直結するため、プログラムからの設計改善の技術であるリファクタリングは機能改修を繰り返しながら完成度を高めるアジャイル開発で必須の技術です。
リファクタリングは間違った実践をしているプロジェクトが多いため、本研修では実践形式で基礎から丁寧に学びます。演習と一緒に手元でプログラムを書いてみることで、リファクタリングが実践できるようになります。

達人プログラマー講座 TypeScript編

Webシステムの開発で世界標準のTypeScriptについて、自己流ではなく体系的な設計・実装が出来るようになるための講座です。

ライセンスプラン

ライセンスをご購入頂くと全ての研修が自分のペースで何度も受講ができる「180日間 受講し放題プラン」を提供しています。

受講開始までの流れ

現在は口座振込による販売を実施しています。まずはお見積りのご依頼からお願い致します。

講師

長瀬 義秀

米国のケント・ベック(Kent Beck)氏やジェフ・サザーランド(Jeff Sutherland)氏から直接アジャイル開発を学び、日本に最初にアジャイル開発を持ち込んだアジャイル開発の第一人者。XPユーザグループを立ち上げ、現在に至る国内でのアジャイル普及活動の礎を築いた。
XP(エクストリームプログラミング) 、Scrum(スクラム)を中心に105冊以上の書籍を監訳・執筆。OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントやUMLモデリング推進協議会(UMTP)発起人などを歴任し、最近ではブロックチェーン技術の普及や国際的な医療情報の選定に携わっている。

  • 株式会社テクノロジックアート 代表取締役
  • ヒューマンズデータ株式会社 CEO 兼 CTO
  • 明星大学情報学部講師
  • ISO TC215 WG11専門委員
  • アジャイル開発検定コンソーシアム会長

アジャイル開発の最新技術を日本に届けるべく先駆者達と情報交換

XPユーザグループ設立式でのマーティン・ファウラー氏との一枚

主な著書/訳書(105冊〜)